2006年04月30日

黄砂でアレルギー悪化、マウス実験で確認

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060429-00000098-kyodo-soci

 黄砂が肺に入ると花粉症や気管支ぜんそくなどのアレルギー症状が悪化するというマウス実験結果を、市瀬孝道大分県立看護科学大教授(環境毒性学)と国立環境研究所などのグループが29日までにまとめた。
 黄砂が呼吸器に影響を及ぼすことは指摘されていたが、黄砂とアレルギーの関連を実験で確かめたのは初という。
 市瀬教授らは、マウスの肺に、アレルギー症状を起こす卵白アルブミン(卵の白身の成分)と中国・ゴビ砂漠南部で採取した黄砂をカテーテルで注入し実験。卵白アルブミンだけを入れたマウスと比較した。黄砂は環境基準値の2〜4倍の量とした。
 卵白アルブミンだけでも気管支などに炎症が起きたが、黄砂を入れた場合は炎症はより強かった

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 黄砂は、中国の砂漠の砂が風で巻き上げられ、偏西風に乗って飛来、地上に降り注ぐ現象を指す。日本だけでなくアジア各国で見られるが、日本では春先に多く観測され、大陸性の土壌粒子によって視程が10km未満になると黄砂と認定される。
 黄砂の成分は発生源の砂漠、通過する国、観測する国によって異なると言われているが、ケイ素、アルミニウム、カルシウムが多いとされる。データによっては一酸化炭素や硫酸塩などの化学物質や病原菌などというものもある。
 黄砂により与えられる影響としては、
@ 悪いもの
交通機関への影響、呼吸器官への影響、白い雪や氷河の上につもり太陽熱を吸収することによる温暖化、その他諸々の生活への被害(洗濯物や車や建物が汚れる、大量の砂の処理)など
A 良いもの(?)
海水へのミネラル供給、太陽光を遮り地球の冷却化を促すなど
B どっちやら判別が難しいもの
炭酸カルシウムを含むため酸性雨を中和するなど

が考えられる。

 それにしても、なんでもかんでもアレルギー物質になっちまうんですな、困った世の中ですワ・・・。
posted by 麻生 勝 at 11:43| Comment(0) | TrackBack(1) | 自然科学関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月25日

国家公務員T種試験の申込者、景気回復を反映し大幅減

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060424-00000211-yom-pol

 人事院は24日、2006年度国家公務員採用T種試験の申込者数が前年度比15.6%減の2万6268人で、過去最低となったと発表した。
 人事院は「景気が回復に向かい、民間主要企業が大卒者の採用意欲を高めている」と見ている。
 申込者は男女別では、男性が1万8472人、女性7796人。女性の比率は29.7%で過去最高を4年連続で更新した。
 系統別では、法文系が1万7237人で12.8%減だったのに対し、理工系は6721人で20.6%減、農学系は2310人で19.6%減と大幅に減った
 1985年に始まった現在の試験制度では、バブル経済の真っただ中だった89年の2万7243人が、T種試験の申込者として最少だった。90年代にバブルが崩壊した後は、公務員人気は高い水準を保っていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 とうとうこの時代がやってきたわけだが。
 公務員採用試験の申込者数の増減を景気の回復、後退と関係づける考え方はまことに一般的なんだが、ことはそれほど単純じゃないと思う。
 私が考える景気以外の原因としては
@ 公務員批判が激しくなってきた→これまではいい加減で構わなかった所謂「お役所仕事」に対する批判、公務員が優遇されることに対する批判、これを受けて公務員に対する法整備が厳しくなってきたことから、公務員のイメージが「楽」なイメージからかけ離れ始めた。
A 公務員採用試験が難しくなってきた→ここしばらく、公務員採用試験の競争率が上昇する傾向にあり、また試験問題も過去に比べて難易度の高いものが出題されるようになってきた(科目にもよるが)。昔は「テキトーにやれば6割ぐらいとれて、簡単に受かる」と言われていたが、そうでもないというイメージがここにきて浸透してきた。

 また、とくにこのニュースは国家T種のみの申込者の話だから、ことは複雑だ。以下のような原因も考えられる。
B 学生が安易な方向に流れ出している→すべての公務員採用試験について大幅に減少したのであればまだしも、これだけでは難易度の高い国家T種を避けて、国家U種やその他の地方上級公務員採用試験に流れたと考えることも可能だ。旧帝大などで、昔ならば国家T種を受験するぐらいの実力を持った学生が国家U種などを受験するようになったという傾向が少し前から見られている。この傾向が強まったのでは。

 Bに関しては、今後発表されるであろう他の公務員採用試験の申込者数を見ないとわからないが・・・。
posted by 麻生 勝 at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の繰り言〜仕事編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月21日

日米運用の掘削船で海洋地殻の深成岩に初到達、中米沖海底

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060421-00000007-jij-soci

 日米を中心とする「統合国際深海掘削計画(IODP)」が運用する掘削船「ジョイデス・レゾリューション」が、東太平洋の中米コスタリカ沖で、海底を深さ約1.5キロまで掘削し、厚さ約6キロの海洋地殻の下部を構成する深成岩に史上初めて到達した。静岡大や新潟大などの日米掘削チームが21日、米科学誌サイエンスの電子版に発表した。
 海洋地殻を貫き、マントルの直接採取を目指す「モホール計画」が1961年、メキシコ沖で始まってから40年余を経ての快挙。海野進静岡大教授は「計画実現に向けた第1段階が終わった。今後、ジョイデス号で掘削を再開できても、深さ3〜4キロが限界のため、日本の最新鋭掘削船『ちきゅう』に期待している」と話している。 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 岩盤の掘削は意外と難しく、記事にもある「モホール計画」が厚さ5kmの地殻を掘削し、地殻の下のマントルまで到達しようとして失敗したのは今から40年以上も前、まだ米国の国力が高かった頃の話だ。これはドリルで穴を空けると、周囲の岩盤に押されて空けた穴が狭まってしまい、掘削によってできた岩のかけらを排出できなくなるかららしい。
 今回はとりあえず、地殻の下層部の深成岩を採取した。「海洋地殻」というのは「大陸地殻」に対する語である。大陸地殻が上層部が花崗岩、下層部が玄武岩の二層構造になっているのに対し、海洋地殻は玄武岩のみの一層でできている。
 日本の持つ『ちきゅう』は長さ7kmのドリルを持っており、深さ2000mの海底の5kmの地殻の最下部まで掘削することができると言われている。当然、穴が狭まるのを防ぐシステムが新たに採用されており、準備はばっちりだ。これが成功すれば、人類は初めて、マントル物質を目の当たりにすることができるのである。

posted by 麻生 勝 at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然科学関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月18日

ミトコンドリアが原因か?そううつ病、マウスで実験

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000016-kyodo-soci

 脳内細胞のミトコンドリアの機能障害が、そううつ病を引き起こす可能性があることをマウスで確かめたと、理化学研究所脳科学総合研究センター(埼玉県和光市)などのチームが18日付の米学術誌モレキュラー・サイカイアトリーの電子版に発表した。
 ミトコンドリアはエネルギー代謝にかかわる細胞内小器官。そううつ病の発症には神経伝達物質の関与などさまざまな仮説があるが、詳しい仕組みは分かっていない。
 チームは遺伝子を改変して、脳の神経細胞のミトコンドリアが機能障害を引き起こすマウスをつくった。正常なマウスは暗いときに活動し明るくなると活動を止めるが、機能障害マウスは明るくなってもしばらく動き続け、暗くなる前に動き始めるなど、そううつ病患者の不眠症状に似た異常行動が確認された。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ミトコンドリアは、細胞内で異化を行い生命活動に必要なエネルギーを取り出す器官。異化とは物質を分解してそこからエネルギーを取り出す操作を指すが、ミトコンドリアではこれに酸素を使う(酸素呼吸)
 たとえばヒト体内の細胞のほとんどにはミトコンドリアが存在するが、よりエネルギーの必要な細胞には数千個の、あまりエネルギーの必要でない細胞には数十個のミトコンドリアが存在すると言われる。
 脳内細胞にも当然、ミトコンドリアが存在しエネルギーを作り出しているが。これが機能障害を起こすとそううつ病になるのではないかというデータが得られたという。このニュースが本当なら、そううつ病の治療が飛躍的に進むはずだ。

 でも、マウスの動きから「このマウスはそううつ病」ってのを判断できるというのがいまいちピンとこないッス・・・。少々就寝時間がずれるからって、異常行動っていえるのかなぁ・・・。専門家の方々のご教授お待ちしております。
posted by 麻生 勝 at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然科学関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月16日

塾に通えぬ小中学生に“公立塾”

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060416-00000001-yom-soci&kz=soci

 経済的理由などで塾に通えない子どもを支援するため、文部科学省は来年度から、退職した教員OBによる学習指導を全国でスタートさせる方針を固めた。

 通塾する子どもとの学力格差を解消するのが狙いで、放課後や土・日曜に国語や算数・数学などの補習授業を行う。
 来年以降、団塊世代の教員が相次ぎ定年を迎えることから、文科省では「経験豊富なベテラン教師たちに今一度、力を発揮してもらいたい」と話している。
 教員OBによる学習指導は、希望する小・中学生を対象に、放課後や土・日のほか、夏休みなどの長期休暇を利用し、小・中学校の教室や公民館、児童館などで行う。受講は無料とし、テキスト代などは参加者に負担してもらう方向で検討する。

 教員OBの確保は、講師希望者を事前登録する「人材バンク」のような制度の整備を目指しており、計画が固まり次第、各都道府県教委などに協力を呼びかける。講師への謝礼などについては、今後さらに協議する予定だ。
 文科省は、長崎市で2003年7月に起きた少年による男児誘拐殺人事件などを受け、地域住民と子どもたちが一緒に遊びやスポーツを楽しむ「地域子ども教室」を推進している。教員OBによる学習指導は、この事業を拡大する予定で、各都道府県を通じ、市区町村に運営費用を支援する。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 だからさぁ〜。
 ガッコの勉強じゃ足りないってわかってるんでしょ!?だったら、くだらない言い訳してないで、とっとと土曜日もガッコで授業しろって言ってんの!!
 記事では「経験豊富なベテラン教師」なんて言ってるが、如何せん昨日までガッコの教師だったわけだし。塾講師に勝るわけがないじゃんねぇ。結局安かろう悪かろうになりそうな雰囲気満載ですぜ、旦那。元ベテラン教師につとまるのは遊びやスポーツがいいところなんじゃないのかな。

posted by 麻生 勝 at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の繰り言〜仕事編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月12日

「第10惑星」は冥王星並み ハッブル望遠鏡で観測

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060412-00000035-kyodo-soci

米航空宇宙局(NASA)は11日、「太陽系10番目の惑星」と昨年発表された新発見の天体の大きさが、冥王星とあまり変わらないことがハッブル宇宙望遠鏡の観測で分かったと発表した。
 これまではドイツ・ボン大などによる地上からの観測で、冥王星より30%ほど大きいと推定されていたが、大気の影響を受けず誤差が小さいハッブルで昨年末に調べたところ、直径は約2400キロ。同じハッブルで測った冥王星の直径約2300キロよりやや大きいだけで「双子のようなもの」(NASA)という。
 この天体は地球から約160億キロ離れ、太陽を約560年で1周するとみられる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 冥王星は太陽から約60億kmはなれている。これだけの距離になると、地上の望遠鏡では冥王星とその衛星(カロン)を別々にとらえることはできない。
 しかしハッブル宇宙望遠鏡ならそれができる。ハッブル宇宙望遠鏡は望遠鏡が人工衛星となって地球の周囲を周回しているものだ。地上の望遠鏡は口径が最大8.2m、ハッブル宇宙望遠鏡は2mだから、大きさ的にはまったく及ばないのだが、宇宙空間に浮かんでいるため大気の揺らぎや天候の影響をまったく受けないのが利点だ。
 なお、NASAはさらに大口径の宇宙望遠鏡を打ち上げようと画策中である。

 ちなみに月の直径は約3470kmだから、冥王星も「第10惑星」も月より小さいことになる。また、太陽から地球までの距離は約1.5億km。

 まあ、それはおいといて。その第10惑星の名前、どーなんの?はやくつけてよ。
posted by 麻生 勝 at 16:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 自然科学関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月09日

東北大教授らが耐熱性に優れたコバルト系の新合金を開発

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000089-mai-soci

 ジェット機のエンジンやガスタービンなどに広く使われているニッケル合金に比べ、耐熱性が格段に優れたコバルト系の新合金を、東北大の石田清仁教授らが開発した。タービンなどの燃焼温度を高くできるため熱効率が向上し、燃料の節約と、二酸化炭素の排出減が見込めるという。米科学誌「サイエンス」で発表した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 複数の金属を混ぜ合わせて性能を向上させたものを合金という。
 合金でよく出題されるものには、ジュラルミン(アルミニウム+銅+マグネシウムなど)、ステンレス(鉄+クロム、鉄+クロム+ニッケルなど)がある。
 どのような選択肢が出題されているか、見てみよう。まずは2005年国家T種。

 金属は合金とすることで元の金属にない優れた性質を持つようになることがある。ステンレスは、アルミニウムに銅やマグネシウムを加えることで軽くてさびにくくしたものであり、航空機の構造材料や水を頻繁に使用する台所によく用いられている。

 ステンレスとジュラルミンを一緒くたにしている。「航空機の構造材料」はジュラルミン、「水を頻繁に使用する台所によく用いられる」はステンレスである。以上よりこの選択肢は誤り。
 ちなみにステンレスは「stain(錆び)+less(ない)」ということで「錆びない」ことを強調した名称である。

 次は2000年国税専門官。

 ステンレス鋼は、鉄とスズを混合して作られる。イオン化傾向の大きいスズを鉄に混ぜることによって腐食に強い合金になる。鍋などの家庭用品、医療器具、自動車の車体などに広く使用されている。

 ステンレスは鉄+スズではなく、鉄+クロムだから誤り。

 ジュラルミンは、アルミニウムに銅、マンガン、マグネシウム等を混合して作られる。アルミニウムは軟らかいが、これらを混ぜることによって軽くて衝撃に強い合金になる。航空機の発達とともに改良され、電車の車体などにも使用されている。

 これは正しい。最近は新幹線のボディなどもジュラルミンを採用しているらしい。


 と、いうことで。合金に関しては何という名前の合金が何と何を混ぜて作られて、それが何に使われているのかをおぼえておかなければならないのである。・・・大変だ。

posted by 麻生 勝 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然科学関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

冬眠を制御するホルモン発見、三菱化生研がシマリスから

20060407-00000016-maip-soci-view-000.jpg

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000016-maip-soci

 ほ乳動物の冬眠を制御するたんぱく質(ホルモン)を、三菱化学生命科学研究所の近藤宣昭・主任研究員らがシマリスから発見した。冬眠中の動物は免疫力が高まり、血流が減っても脳や心臓が損傷しにくくなることが知られている。こうした仕組みの解明が進めば、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の予防や治療、体温を下げて患者のダメージを防ぐ低体温療法、長期間の宇宙旅行などへの応用が期待できる。7日付の米科学誌「セル」に発表した。
 近藤さんらは92年、冬眠動物のシマリスの血液から、冬眠時は濃度が低下するたんぱく質を見つけた。「冬眠特異的たんぱく質(HP)」と名付け、研究を続けてきた。
 その結果、シマリスが冬眠に入る前に血液中のHP濃度が低下する一方で、脳内の濃度は上昇することが分かった。HPが脳内に入ると、その構造が変わり、活性化することも突き止めた。
 HPを働かなくしたシマリスは、冬眠しなかったり、冬眠期間が短くなることも確認した。近藤さんらはこれらから、HPが脳内で冬眠を制御していると結論付けた。
 シマリスは、大きさはほぼ同じだが、冬眠をしないラットよりも4〜5倍長寿なことが知られている。近藤さんは「HPが冬眠動物の長寿にかかわっている可能性が高い。HPを利用すれば、冬眠をしないほ乳類でも、冬眠中と同じ生体保護状態を作ることができるのではないか」と話している。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ほほ〜ぅ。こうしてまた新たな治療法が確立すればいいね。ヒトを冬眠させて何百年もかかる恒星間航行を実現させるというアイディアは結構古くからあるけど(たとえば、『猿の惑星』なんかにも出てくる)、肝心の冬眠のシステム自体がこれまでわからなかった。
 今回の研究では、それができるようになるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞の予防や治療にも応用できるという。なぜなら、脳や心臓は大量のエネルギーを必要とする臓器だから、ほんの少しの間でも血流が滞ると大変なことになるんである。だのに冬眠中は血流が極端に弱くなり、脳や心臓へもあまり血液が届かなくなる。なぜダメージがないのか。冬眠を引き起こすホルモンに、その秘密が隠されてるに違いない、というわけだ。
 こないだの肥満防止薬とは違って、これは大変有意義な研究だと思う。尤も、研究が有意義かどうかは結果論だから、研究中のものに対して何を言っても始まらないんだけどね。
                                          (画像は記事から)
posted by 麻生 勝 at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然科学関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月05日

リサイクル素材のネクタイ、名古屋・松坂屋本店で発売

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060404-00000009-cnc-l23

 この春は、首もとから「環境」をアピール−。リサイクル素材でつくり、使用後もリサイクル回収する紳士用ネクタイが、名古屋市中区の松坂屋本店で売り出された。ノーベル平和賞を受賞したケニアの環境副大臣ワンガリ・マータイさんが提唱する「MOTTAINAI(もったいない)」キャンペーン商品の第1弾で、ユニークなデザインとともに注目を集めそうだ。
 東京の商社とネクタイメーカーが企画し、中部地方では同店のみで取り扱いが始まった。

 デザインは10種類。「MOTTAINAI」のロゴや葉っぱのマークをあしらったり、マータイさんの似顔絵が入ったりしたユニークな柄のほか、落ち着いたストライプ柄やチェック柄もある。

 素材はリサイクル繊維を60%以上含んだポリエステル。風合いは通常の絹のネクタイと変わらないように工夫した。
 古くなったら、購入時に付いてくる専用封筒に入れて回収業者に送ればリサイクル繊維として再利用される仕組みだ。
 価格は6090円から6300円。売り上げの一部は、マータイさんがかかわる植林運動に寄付されるという。

 ネクタイは昨夏、「クールビズ」ブームで同店でも15%ほど売り上げが落ち込んだ。業界は同じ「環境」をアピールしながら需要回復を狙う。
 売り場担当者は「クールビズとは別の切り口で環境に貢献できる。そこをさりげなくアピールするのがおしゃれでは」とアドバイスする。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 おしゃれかどうかは別として。
 古くなったら専用の封筒に入れて送ったらリサイクルできるっていうけど、ネクタイがダメになるまでそんな封筒をおいとくかね?私だったらなくすと思うけど。だって、ネクタイなんてそんなに傷むモノじゃないでしょ?ものすごーく消耗するモノ(ガンダムでいう「A級消耗パーツ」ってやつ?ビームサーベルとかガンダムシールドとか(笑))なら話は別だが。

 あと、似顔絵のネクタイとかって、けっこう使いにくいモノなんだよね。私だってドラえもんのとかウルトラマンのとかネクタイ持ってるけど(←持ってるのかよ!!)、買うときは「さりげなくていいジャン」なんて思って買ったにもかかわらず、いざとなると使えない。やっぱり仕事には使いづらいね。

 ちなみに、このネクタイにも使われている合成繊維の「ポリエステル」は、ペットボトルの原料PET=ポリエチレンテレフタレートと基本的な原料などは同じ(エチレン+テレフタル酸)だが、ただボトルは面、繊維は線の強度が必要なため、とくに繊維ではそのための材料がさらに加えられている。時たま「ペットボトルから服ができた!」などという報道が見られるのはこのため。
posted by 麻生 勝 at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然科学関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月02日

愛知万博「地球にやさしい」発電、CO2削減は大、大、大失敗

2005-04-18 愛知万博040'.JPG

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060402-00000001-yom-soci

 昨年の「愛・地球博」(愛知万博)で行われた新エネルギーの発電試験で、二酸化炭素(CO2)の削減が進まず、電力会社から電気の供給を受けた場合に比べ、排出したCO2が270トンも多かったことがわかった。
 太陽光発電や燃料電池などを組み合わせてCO2を減らす「地球環境にやさしい」試みだったが、実績は今ひとつだった。
 この試験は、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」がCO2削減の可能性などを探る目的で実施。最先端の設備を会場に作り、期間中は見学ツアーも行った。期間中の総発電量は、一般家庭の約800世帯の年間使用量に相当する270万キロワット時にのぼり、日本政府館などに供給した。
 燃料電池が設備の中核で、発電に必要な水素は、会場内のレストランから出る生ゴミなどから取り出した。最も成績が良かった日では、1キロ・ワット時の発電に伴うCO2排出は0.40キログラムと、中部電力が一般に供給する電力の0.45キログラムより1割ほど少なかった。
 しかし、設備のトラブルなどのため、必要な水素の多くを都市ガスに頼り、結局、185日の期間中の平均で、1キロワット時当たりのCO2排出は0.55キログラムと、中電より約2割もCO2排出が多かった。
 NEDO新エネルギー技術開発部は「トラブルが多く、結果としてCO2排出減につながらなかったが、システムとしては有効だ」と話している。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 トラブルが多い時点で、システムとしては役立たずだ。
 しかしこの事例はとてもいい教訓になった。燃料電池は電池とはいえ一種の発電機だから、必ず水素が必要だ。水素源は絶対に確保しなければならない。メインの水素源がトラブったときのために、きちんと第二第三の水素源を確保しておかなければ、せっかくのシステムも無意味、というより却って不都合になってしまうということだ。本システムでは第二の水素源として炭化水素(炭素Cと水素Hの化合物)である都市ガスを使ってしまったため、二酸化炭素が発生してしまったということである。
 でも会場には風力発電とか太陽光発電とかのシステムもあったと思うんだが、それはそれほどCO2削減に寄与しなかったということなのかな?まあ、あんまり期待してないから別にいいんだけど・・・。                                      (画像は愛知万博会場で管理人が撮影)
posted by 麻生 勝 at 10:25| Comment(0) | TrackBack(2) | 自然科学関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。