教育現場の荒廃が叫ばれてから、幾年になるだろうか。数多の専門家と有識者がその原因を究明しては、様々な改善策を提唱するが、即効回復する特効薬は存在しないようだ。つまり地道にコツコツと現場を改善させるしか手段は無い。だが、教育現場を蹂躙し、現場改善を阻害する者達がいる。その者達とは他ならぬ愚劣な保護者である。
勉強は塾に押し付け、躾は学校に押し付け、食事すらまともに作らず惣菜や外食ばかりに依存し、栄養摂取と家族団欒の場を奪取し、また放任主義を大義名分にして我が子の悪行を無視し咎めない、家庭教育を放棄して一切保護をしない。深夜徘徊しようと平日の昼間に遊びまわろうと放任し、どんな友人知人と付き合っているかさえ関知せず、我が子の気持ちを一切考えずに、自己のエゴイズムを優先する。
そのような厚顔無恥な者達が“保護者”と堂々と名乗るので始末が悪い。一体、誰を保護しているつもりなのだろうか。我が子を保護せず、現場に抗議するとは至極、不道徳である。本来家庭で行うべき躾を施せ、サスマタを持ち不審者を追い払え、寸分の狂いも無く生徒達を平等に扱え、道徳教育を行え、など愚劣保護者の注文は山のように多い。
近頃の教師はとんでもない激務である。無論、これらの仕事は教師のモノではない。しかし、その一つでも実現できなければ、厚顔無恥の愚劣保護者からは多数のクレームが飛んでくるのだ。他にそれを担う者がいない、またそれに代わる仕組みがないので良識ある教師達が善意で行っているにもかかわらず、保護者と名乗る愚者にはその意図を汲み取れない。
ああ、なんという不条理なことか。善良潔白な保護者は、良識を兼ね備えているので無闇に学校に抗議したり、口を出したりはしない。愚劣な保護者の暴論のみが、“保護者の意見”として学校に集約されるという変事に陥る。学校と教師は翻弄され、教育現場はますます荒廃する。まさに悪循環の極みではないか。
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これは『PJnews』というところで拾った記事である。書いたのは『パブリック・ジャーナリスト 藤原 和也』。どうでもいいが、この「パブリック・ジャーナリスト」氏、甚だしい勘違いをしている。よく見ると具体的な話はまったくない。すべて憶測で書いているからであろう。あるいは身近に起こった話を一般的な話のようにふくらませているだけ、でなきゃ職場に不満を持つ教員の一人か。
おかしな部分を赤文字にしようと思ったら、すべて赤文字になりそうだった。こんな非常識な人間が「ジャーナリスト」とは。
ちなみに『PJnews』によると、「パブリック・ジャーナリスト」というのは「PJnewsが認定した市民記者」なんだそうな。一般市民を「ジャーナリスト」呼ばわりして煽てていい気にさせて、適当な記事を書かせてクレームが来たらポイと切り捨てる、おそらくそんな都合の良いシステムなんだろう。既存のマスコミが書かなかった記事を、と意気込んでいるようだが、どうやら既存のマスコミが書かなかったようなアフォアフォな記事がUPされてしまったようだ。
次はどんなアフォアフォ記事がUPされるのか、非常に楽しみだ。


